【賃貸物件の入居審査に必要なものと基準】落ちる人の特徴3つも解説

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【賃貸物件の入居審査に必要なものと基準】落ちる人の特徴3つも解説

こんにちは。ひろポンプです!

お部屋探しは面倒なこともありますが、希望通りの物件を見つけたときは、それまでの疲れが全て吹っ飛ぶくらい嬉しいですよね!

ただしせっかくの想いでたどり着いた物件に住むためには、『入居審査』を通過する必要があります。

  • 入居審査ってどういう基準を満たせば通過できるの?
  • 入居審査に通りやすくなるポイントが知りたい、、
  • 審査に落ちやすい人の特徴や理由を教えてほしい。。

入居審査に関して、上記のような不安や疑問を持つ方もきっと少なくないはずです。

そこで今回は、【賃貸物件の入居審査に必要なものと基準】落ちる人の特徴3つも解説というテーマでお話を進めていきます。

この記事の筆者
  • 賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介など約7年の実務経験あり
  • 宅地建物取引士・FP2級・簿記2級を保有しています
  • フリーランス宅建士として『ひろポンプ不動産』を運営中

これからおお伝えする記事の内容を参考にしていただければ、入居審査の通過率は間違いなく上がるでしょう。

「長い時間をかけて理想の物件を探し出したのに、審査に落ちてしまった。。」あとから後悔しないように、深く理解していきましょう。

記事の後半では、審査に落ちやすい人の特徴3つも解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

賃貸物件で行う入居審査の主な3つの基準

賃貸物件で行う入居審査の主な3つの基準

そもそも入居審査とは、『賃貸物件に入居するにあたってその申込者が適正かどうかを見極める』ために行うもの。

言い換えると、『入居審査に通って初めて契約ができる』ということです。

つまり、せっかく希望の物件を見つけても、入居審査に落ちてしまうとその物件は借りられないということになります。

そのためまずは、賃貸物件で行う入居審査の主な3つの基準をご紹介していきます。

安定した収入があるか

まず1つ目の基準は安定した収入があるかです。

例えば毎月20万円の収入の人が家賃20万円の物件に申込をしたとしても入居審査で落ちてしまうのは明白ですよね。

ただ逆に「どれくらいの収入があれば審査に通るか?」というと、一般的に『年収が家賃の36倍の金額があれば審査が通る』とされています。

ちなみに”年収”とは、手取りではなく額面上の金額のことを指します。

そのため住民税や所得税が引かれる前の収入が基準以上であれば審査が通る確率が高いでしょう。

また『安定した収入がある』があるというのも、意外と忘れがちな審査が通過しやすくなるポイントです。

正社員の方であれば毎月決まった金額が収入として入ってきますが、アルバイトやフリーランスの方だと働いた分しか収入として入ってこないので、入居審査が正社員の方と比べて通りにくいと言われています。

会社に勤めるサラリーマン以外の人の審査を通りやすくするコツは、後ほど解説していきます!

連帯保証人が立てられるか

賃貸物件を契約する際には、契約者であるあなた以外に連帯保証人を立てて契約する必要があります。

連帯保証人とは、簡単に説明すると『契約者であるあなたがもし家賃を払えなくなったときに代わりに家賃を払ってくれる人』のことです。

また連帯保証人は誰でもOKというわけではなく、『契約者の三親等以内・65歳未満・年収が家賃の40倍以上』というのが一般的な基準です。ただこちらはあくまで基準なので、オーナーや管理会社によって異なります。

ただここまでの話を聞いて「連帯保証人を立てられそうなのは親だけど、既に仕事を定年退職している場合はどうしたらいいの?」と疑問に持たれた方もいるかもしれませんね。

そういった場合は『保証会社に加入する』ようにしましょう。

保証会社とは『契約者であるあなたがもし家賃を払えなくなったとき、連帯保証人の代わりに家賃を払ってくれる会社』のことです。

そして当たり前ですが、保証会社がタダであなたの賃料を肩代わりすることはありません。

保証会社に加入するためには費用がかかります。相場は契約時に賃料の30~100%・毎月500~800円or毎年10,000円を支払うケースがほとんどでしょう。

もちろん保証会社にも加入するため審査があります。その審査基準は保証会社によってことなるのですが、過去にクレジットカードの滞納があることを除き、『年収が家賃の36倍以上』を満たしていれば問題なく通過できるはずです。

現在では連帯保証人を立てるのではなく、保証会社に加入することが必須という物件がほとんどです。

その場合は保証会社を外すことはできず、連帯保証人ではなく緊急連絡先として親族の方を立てて、保証会社に加入する流れになります。

保証会社はやや複雑で様々な種類があり専門的な知識が必要です。物件の中にはオーナーの意向で保証会社ができない場合もあります。

実際にお部屋探しをする際には、必ず不動産会社の営業マンに保証会社について質問しながら進めていきましょう。

人柄やマナーが良いか

最後の3つ目は、人柄やマナーが良いかです。

「いやいや、入居審査は書類を提出して行われるものだから、人柄やマナーが良いかなんて関係ないでしょ!」と思った方も大勢いらっしゃるでしょう。

実際のところ、確かに書類の提出のみで審査が通過することも多々ありますが、人柄を重視するオーナーさんが数多く存在するのも事実です。

具体的な例を挙げると、賃貸物件の最上階にオーナーさんが住んでいて、他の階の賃貸で貸し出している場合は、入居審査で人柄を重点的に見る傾向にあります。

また、管理会社も人柄をチェックしていることが多いです。

入居審査の段階で本人確認(申込書に書かれいる申込者と同日人物か・申込の意志があるのか確認)で電話で行うケースが多いのですが、ここで横柄な態度をとると審査に落ちてしまう可能性があります。

人柄が良くない入居者だと今後クレームやトラブルに繋がりやすいためです。

あなたが管理会社の社員だったとして、後々あーだこーだ言ってきそうな変な人には入居してほしくないですよね(笑)

上記のような話を聞くと「私の態度や人柄って大丈夫かな?」と心配する人もいるかもしれません。

とはいえ、基本的な社会人としてのマナーができていれば、よっぽどのことがない限り、人柄で審査を落とされることはほぼないです。

誠実な態度でお部屋探しを進めていきましょう!

入居審査に通りやすくするためのコツ3選

入居審査に通りやすくするためのコツ3選

ここまで、入居審査の主な3つの基準について解説してきました。

基準を満たしている場合は、そこまで心配することなく、希望通りのお部屋を見つけることに専念できるでしょう。

ただ「年収がギリギリで審査が不安。。何か具体的に審査の通過確率を上げる方法はないの?」と疑問が出てきた人もきっと少なくないはず。

ここからは誰でも実践することが可能な入居審査に通りやすくするためのコツ3選をご紹介していきます。

必要書類を早急に提出する

入居審査に必要な書類を早急に提出するようにしましょう!

入居審査に必要な書類は下記の通りです。

  • 入居申込書(不動産会社からもらうもの)
  • 身分証(運転免許証・健康保険証・パスポートなど)
  • 収入証明書(源泉徴収票・確定申告書・直近の給与明細3ヶ月分など)

入居申込書には申込者と連帯保証人(保証会社に加入する場合は緊急連絡先)の「氏名・生年月日・住所・連絡先・勤務先の名称・勤務先の住所・年収」などが必要になります。

「自分の申込内容はすぐ書けるし、身分証も持ち歩いているからその場で提出できるけど、収入証明書の提出や親の申込内容は確認しないと分からない、、、」という方がほとんどですよね。

ただここで早急に必要書類を提出することによって、オーナーさんや管理会社へ「この人はすぐに書類を提出してくださって段取りが良い人だ!」という印象を与えるだけではなく、入居審査にかかる期間が短くなるというメリットがあります。

できれば不動産会社で物件を決めるよりも先に、必要書類や必要な情報を揃えておくことをおすすめします。

オーナーさんor管理会社の人に会うときは挨拶する

人柄の良さをアピールできるタイミングでどんどんアピールしましょう!

最も効果的なシンプルな方法は、オーナーさんor管理会社の人に会うときは挨拶することです。

そもそもの話なのですが、人柄の良さのアピールできるチャンスは意外と少ないです、、

しかし仮にチャンスがあるとしたら『内見のタイミング』です。

それでも内見のタイミングでオーナーor管理会社の人に会う機会は少ないですが、物件の中には管理会社の立会で内見するケースがあります。

その場合にはしっかりと社会人としてのマナーで挨拶をするようにしましょう。

またオーナーが敷地内もしくは近隣に住んでいて内見を覗いてくることもあります。そのときも同様にしっかり挨拶をしましょうね。

人柄の良さをアピールできれば、年収が審査基準に多少届いていかなったとしても「あなたすごく良さそうな人だからいいわよ」と言ってくれるかもしれません。(実際にそういったオーナーさんに私は何人かお会いしたことがあります)

ぜひお会いしたときには実践してみてください!

懸念点は不動産仲介会社へ必ず伝える

懸念点があるのであれば、必ず不動産仲介会社へ事前に伝えるようにしましょう。

恥ずかしいからといって黙っているのは絶対NGです。

  • 過去にクレジットカードの滞納をしたことがある
  • 事情があって親族を連帯保証人として立てることができない
  • 節税対策をしていて確定申告書の額面上の収入が少ない

上記のようなことを伝えないままお部屋探しを進めてしまうと、入居審査をかけるどころか申込の時点で断れてしまう可能性も大いにあります。(実際に今まで私のお客様で何度も経験してきました)

上記のように特別な事情があると賃貸物件の選択肢が狭まってしまうのは事実ですが、お部屋探しを本格的に進めるまえに不動産仲介会社へ伝えておけば、いくらでも対応策を考えてくれるでしょう。

例えば過去にクレジットカードの滞納をしたことがあるであれば、クレジットカードの滞納が審査基準に関係ない保証会社を利用すればよいですし、節税対策をしていて確定申告書の額面上の収入が少ないのであれば、取引実績や通帳の入金履歴、受領書など収入が証明できるものを準備すればよいのです。

変なプライドは捨てて、信頼できる不動産会社に懸念点を必ず早いタイミングでへ伝えるようにしてください。

入居審査に落ちやすい人の特徴3つ

入居審査に落ちやすい人の特徴3つ

ここから入居審査に落ちやすい人の特徴3つのご紹介です。

入居審査に落ちてしまう理由はいくつか考えれます。今回は代表的な例を3つ挙げていきましょう。

もしこの記事をご覧いただいているあなた自身が、落ちやすい人の特徴に当てはまってしまっても大丈夫です!

対応策もしっかり解説していきます。

カップルの2人入居


「え!?カップルって審査落ちやすいの?」と思った方多いのではないでしょうか。

そうなんです。意外とカップルの2人入居での申込は審査では落ちやすいんです。

理由は「カップルは結婚していない=赤の他人同士の入居とみなされる」からロジカルです。すごく屁理屈に聞こえますが、事実でもあります。。

しかしその一方で、現実的には多くのカップルがお部屋を借りていますよね?それはなぜかというとカップルさんがの審査を通しやすくする方法があるからです。

それはズバリ、”婚約者”として申込書類を提出することです。

婚約時期を明確に公言していない限り、実際に入居後に籍を入れなくても大丈夫です。

仮に「結婚はまだなの?」と聞かれたとしても「色々事情があって延期になってます」と答えれば問題ありません。

ただここで気を付けるポイントが1つあります。それは、親御さんへの事前共有です。

連帯保証人(保証会社に加入する場合は緊急連絡先)には親御さんを立てる人が多いと思いますが、親御さんにも本人確認の連絡がいく場合があります。

その際に「今回の引越理由は婚約のため聞いていますが、お間違いないですか?」と質問される可能性があります。

もしそれよりも前に親御さんに何も打ち合わせをしていなかったらマズいですよね。。まだ婚約の予定がないのであれば、必ず親御さんには「審査を通しやすくするために”婚約者”ということにしているんだよ!」と伝えておきましょう!

友人同士のルームシェア

「家賃の負担が少ないし、何よりも毎日が楽しそう!」という理由で人気が高いですが、友人同士のルームシェアは非常に審査が落ちやすいです。

理由はカップルさんと同じで「友人同士といっても赤の他人じゃん。ケンカして片方が部屋を出て行ったらもう片方は絶対にそのまま家賃払えないじゃん。しかも他にもたくさん友人を呼んで騒音トラブルに発展しそうじゃん。」というロジカルがあるからです。。

そして女性のルームシェアよりも男性のルームシェアの方がグッと入居審査の難易度が上がります。「女性よりも男性の方が部屋を汚く使いそうじゃん」と考えるオーナーが多いためです。

対応策としては主に2つあります。

友人の同士がどういう関係なのかを事細かくアピールする

例えば「中学時代からの友人で大人になった今でも半年に1回は旅行に行きます」などの具体的にどういう関係かを伝えて「ケンカしてどちらか片方が出ていくこと可能性は限りなく少ないですよ!」とアピールしましょう。

それぞれの親御さんに連帯保証人になってもらう

それぞれが連帯保証人を立てることによって、「万が一、どちらか片方が出ていくとなって入居者が家賃を払えなくなったとしても連帯保証人がいるから安心ですよ!」とアピールすることに繋がります。

私の肌感覚だと、友人同士のルームシェアで入居の相談に乗ってくれるの物件は10件中1~2件程度です、、

数少ない選択肢の中で見つけた物件で審査を通せるように、上記の対応策を徹底して実行していきましょう!

フリーランス・個人事業主

どこかの会社に勤めている正社員ではなく、フリーランスや個人事業主として生計を立てている人も審査が通りにくいです。

理由としては、きちんとお金を稼いでいても節税対策で様々なものを経費として計上していて額面上の収入を少なくしているケースが多いからです。

たとえ収入が1,000万円でも経費として800万円を計上していたら年収は200万円となってしまいます。そのまま確定申告書だけを提出すると入居審査は間違いなく落ちてしまうことでしょう。

節税で額面上の年収が入居審査に基準に満たないフリーランスの方が審査を通りやすくする方法は『確定申告以外で収入を証明できるものやその人の実績を具体的に提示する』ことです。

どこかの企業と業務委託をしているのであれば業務委託契約書、自分自身のホームページがある人であればそのホームページのURL、定期的に企業からお金が振り込まれているのであればその部分の銀行通帳のコピー等々、考えられるものは全て提示するようにしましょう。

以上です。

せっかくのお部屋探しですから、できるだけ自分で見つけた希望の物件に入居したいですよね。

上記の内容を頭の片隅に入れながら、お部屋探しを進めていただければ幸いです!

それではまたどこかでお会いしましょう(=゚ω゚)ノ

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この記事を書いた人

不動産営業マン→システムエンジニア→Webマーケター
保有資格は宅地建物取引士・FP2級・簿記2級
フリーランス宅建士として活動しながら『ひろポンプブログ』も運営中

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