こんにちは。ひろポンプです!
賃貸物件を借りるためには、『内見→申込→審査→入居』という流れで進んでいきます。
ただし初めて賃貸物件を探すとなると、上記のステップがどれくらいの期間かかるか分からない人も多いのではないでしょうか。
- 引越しをするどれくらい前から準備を始めればいいの?
- 部屋を見つけてから入居できるまで期間を教えてほしい、、
- 物件探し開始からの具体的なスケジュールが知りたい。。
物件探しスタート~引っ越し完了までに関して、上記のような疑問や不安を抱えている人もきっと少なくないはず。
そこで今回は、【物件探し~引っ越しまでの流れ】賃貸物件のスケジュールとかかる期間というテーマでお話を進めていきます。
- 賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介など約7年の実務経験あり
- 宅地建物取引士・FP2級・簿記2級を保有しています
- フリーランス宅建士として『ひろポンプ不動産』を運営中
不動産会社の営業マンとして勤めていた当時も、お客様からスケジュールやかかる期間の質問をいただく機会がとても多かったです。
またお部屋探しに慣れている方でも、勘違いしていることも少なくなかったので、改めて認識していただけると嬉しいです。
記事の後半では、良いお部屋を見つけるための3つのポイントも述べていきます。
これまでの不動産業界で得たノウハウを全て公開していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
【物件探し~引っ越しまで】スケジュールとかかる期間
さっそく、物件探し~引っ越しまでのスケジュールとかかる期間をお伝えしていきます。
「引っ越したい!」とあなたが思い立つタイミングから、引っ越し完了までの流れは以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
物件探しスタートは1ヶ月半~2ヶ月前がベスト
まず『物件探しスタート』からです。
ベストなタイミングは、実際に住み始めたい日から逆算して1ヶ月半~2ヶ月前です。
例えば、あなたが4月上旬から住み始めたいと思ったら、2月上旬から2月下旬から物件探しを開始していくイメージです。
1ヶ月~2週間前でも無理なスケジュール感ではないのですが、急いで探さないといけない状況に追い込まれるので、特別な事情がない限りおすすめしません。
また逆に住み始めたい日の3ヶ月以上前から物件探しをスタートする方をたまに見かけますが、時間の無駄になってしまうので、避けていきましょう。
都内でも地方でも条件の良い人気の物件は、3ヶ月以上も空室の状態ということはまずあり得ないでしょう。そして繁忙期や閑散期などの時期によって、賃貸の相場も変動するため情報収集しても意味がないと言えます。
内見は1ヶ月前からで十分
こちらも物件探しスタートは1ヶ月半~2ヶ月前がベストで記載した内容と同じ理由で、内見は1ヶ月前からで十分です。
この後にも詳しく解説していきますが、都内にある物件の場合、気に入った物件を見つけて申込から約2週間後に家賃が発生してしまいます。
仮に住み始めたい日の半年前に内見を行って、その住み始めたい日を半年間前倒しすることができるのであれば、もちろん内見に行っても良いと思いますが、もし前倒しできないのであれば、内見は1ヶ月前のスタートで十分です。
即決できる人は、先ほどお伝えしたように申込から約2週間後に家賃が発生するので、内見は2週間前からでもOKです!
ただほとんどの方は、初めての物件探しで内見に行ったその日に申込をすることに抵抗があるはず。。
また前の入居者が退去した直後でクリーニングに約3週間かかるというケースもあるので、やはり内見は1ヶ月前から始めるが無難ですね。
申込から即日~1週間以内に審査完了
「ココに住みたい!」と思える物件が見つかったら申込をしましょう!
ここで勘違いされている方も多いのですが、申込をしたらすぐに契約書を取り交わして契約金を入金するわけではありません。
申込をしたらまずは『入居審査』があります。
入居審査では、あなたの勤め先や年収などを不動産会社・保証会社・オーナーが総合的に判断します。
過去にクレジットカードの滞納等がなければ、基本的に身分証と収入証明書の提出で審査が完了するでしょう。
この審査完了にかかる時間は、申込から即日~1週間以内です。(私の肌感覚だと、2~3日で審査完了することが一般的かなと思います)
入居審査が完了して初めて契約へと進んでいきます。
申込から1週間~10日で契約
審査が完了したら次は『契約』に進みます。
基本的に申込から1週間~10日後に契約することになります。主にこの契約のタイミングで行うことが2つです。
- 不動産会社から賃貸借契約について説明を受ける
- 礼金や仲介手数料などの契約金の入金をする
賃貸借契約や契約金については、『賃貸借契約書』の他に、『重要事項説明書』や『賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書(都内の物件のみ)』で説明と交付を受けるかたちになります。
それぞれどんな書類なのか説明をすると長くなってしまうので、ここでは詳しく解説しませんが、ポイントは、よく分からなかったら納得するまで質問することです。
よく分からないまま契約してしまうと、契約後や退去時に「こんなこと聞いてなかった、、」となってしまう事態も考えられます。
知らないことは何も恥ずかしいことはありません。納得するまでよく分からなかったら何度も質問するようにしましょう!
申込から2週間で賃料発生(引越日)
契約まで完了したら、残るは『賃料発生(引越日)』のみです!
既に室内のクリーニングが完了している場合、申込をしてから約2週間後が賃料発生日(引越日)となります。
「え、、そんなに早いの??そんなに急に動けないよ!」と思う方も大勢いるかと思いますが、都内の場合だと申込から2週間で賃料発生(引越日)が基本です。
「申込から2ヶ月後に家賃が発生するのが良いです!」とオーナーへ言っても「じゃあ他にもっと早く入居してくれる人を探すからあなたはいいよ」とお断りされてしまうことがほとんどでしょう。
申込から2週間で賃料発生(引越日)という慣習を変えることは難しいので、今回紹介したスケジュールの流れでお部屋探しをすることが必要となります。
当然ながら引越日はあくまで『家賃の発生がスタートする日』であり、必ずその日に引っ越さなければならないわけではありません。
お部屋の鍵だけ受け取って、その後はいつでも自由に好きなタイミングで引っ越しを行っても全く問題ありませんよ!
良いお部屋を見つけるための3つのポイント
ここまで、物件探し~引っ越しまでの流れとかかる期間について解説してきました。
ここからは、ご紹介したスケジュールの中で良いお部屋を見つけるための3つのポイントを紹介していきます!
数万円単位で費用を安くできるテクニックもお伝えしてきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
良い部屋探し=良い不動産屋選び
例外なく、お部屋探しは不動産会社に行って物件を紹介してもらい、不動産会社で契約を行い、不動産会社から鍵をもらうことで完結します。
そのため『良い部屋探し=良い不動産屋選び』と言い換えることができるでしょう。
初めてのお部屋探しで不安だなと思う方は、こちらの記事を最後までご覧いただいた上で2~3社に問い合わせをしてみてください。
その中で「ここの不動産会社が対応も良かったし、いろいろ一生懸命動いてくれそう!」と思った不動産会社を選ぶようにするのがおすすめですよ。
私は物件をご成約していただいたお客様に「数ある不動産会社の中で、なぜうちの会社を選んでくれたんですか?」とよく質問をしていたのですが、「最初に問い合わせをした際に、メールや電話での対応が良かったから」とおしゃっていただくお客様が非常に多かったです。
みなさんも『良い部屋探し=良い不動産屋選び』という認識を持って、お部屋探しを進めるようにしていきましょう!
良い物件だと思ったらすぐに申込をしょう!
「この物件良さそうだけど、、、申し込むべきかどうか、、、」とお部屋探しをしていると迷うことが多々あると思います。
そこで最もおすすめする方法が、『良い物件と思ったらすぐに申込!』です。
「え、、いきなり申し込むの?」と驚いた人もいるかもしれませんが、明確な理由が主に2つあります。
1つ目は、申込をしてもその場で契約や入金をしないからです。
繰り返しになりますが、申込から即日~1週間以内に審査完了となるパターンが多く、たとえ申込をしてもまずは審査があります。
その審査期間中であれば、申込をキャンセルしても問題ありません。
2つ目は、良いと思った物件はすぐに他の人から申込が入ってしまう可能性が高いからです。
実は私も今までたくさん後悔するお客様を見てきました。
「良い物件だと思うけど、2~3日考えたい」という意見を尊重し、申込をせずに2日間待って、「やっぱり申し込みます!」とお客様からご連絡をいただいたときには、昨日他の方から既に申込が入っていて募集が終了してしまった、、ということがしばしばありました。。。
私の営業力の低さでお客様に後悔させてしまったのも1つの要因ですが、そういうお客様は泣く泣く2番目に良かったと感じた物件に申込をして契約を行うor今の物件に住み続ける選択肢しか残っていません。
あとから後悔しないように、自分の中で「この物件いいな!」と思ったらとりあえず迷わず申込をしてみましょう。
申込した後にキャンセルしても問題が少ないタイミングは審査中までです。
申込をしてから4~5日経ってキャンセルをすると、既に審査が通過して契約の準備に取り掛かっている段階がほとんどなはず。
鍵を新規で交換している場合は、鍵の交換代が請求されるケースもあるので、 申込をした日の夜に一晩検討して、もしキャンセルをするのであれば、申込をした翌日の朝一で不動産会社へ伝えるようにしましょう。
当然の話ですが、何回も申込してキャンセルすると不動産会社の人から嫌な顔をされるので、1つの不動産会社でキャンセルは1回までですよ。
『言うのはタダ』どんどん交渉してみよう!
最後はちょっとしたテクニックをご紹介します。
物件探しはお部屋を貸したいオーナーとお部屋を借りたいあなたとの契約で成り立ちます。
そのためあなたから見ると物件の契約にいる先にいるのは、物件の所有者であるオーナーさんです。
現代の賃貸借契約だとあなたとオーナーさんは滅多に直接会うことはありませんが、『言うのはタダ』なので不動産会社を通してどんどん交渉してみましょう。
そして最も交渉が通りやすいのは、『賃料発生日』です。
先ほど申込から2週間で賃料発生(引越日)と説明しましたが、交渉によっては申込から3週間~1ヶ月賃料発生日を伸ばすことができます。
もちろん断られる可能性もありますが、言ってみて交渉が通ったらラッキーですよね??
「ここがもっとこうならないかな?」と思ったらどんどん不動産会社の担当に言ってみましょう!
仮に10万円の賃貸物件で交渉がうまくいき、申込から1ヶ月後まで賃料発生日を伸ばせたとします。
本来であれば2週間後に賃料発生日だったわけなので、「1ヶ月(30日間)ー2週間(14日)=16日間」の賃料が浮いたことになります。
そのため「1日あたりの賃料(10万円÷30日間=3,333円)×16日間=53,333円」安くなったと計算できますね!
以上です。
ざっくりとした物件探し開始~引っ越しまでの流れとかかる期間でしたが、参考になりましたでしょうか?
この記事を読んでいるみなさんの中の一人でも多くの人が、物件探しの不安や悩みが解消されていることを心から願っています。
それでは別の記事でまたお会いできる日まで( ̄▽ ̄)
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