【洗濯機置き場が室外にある賃貸物件】メリット・デメリットと対策

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【洗濯機置き場が室外にある賃貸物件】メリット・デメリットと対策

一人暮らしを始めようとネットで物件を検索してみると、洗濯機置き場が室外(バルコニーや玄関前)にある賃貸物件ってよく見かけますよね。

「え?洗濯機置き場が外にあるってなんだか不便そう。。」とイメージだけで希望条件から外している方も多いのではないでしょうか。

  • そもそも洗濯機を室外に置いても大丈夫なのか教えてほしい、、
  • 室外洗濯機置場の賃貸物件のメリット・デメリットはなに?
  • 洗濯機を室外に置かなけばならない場合の対応策が知りたい。。

洗濯機置き場が室外にある物件を検討する上で、上記のような疑問や不安を多くの方が持たれているはず。

そこで今回は、【洗濯機置き場が室外にある賃貸物件】意外なメリット・デメリットと対策というテーマで話を進めていきます。

この記事の筆者
  • 賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介など約7年の実務経験あり
  • 宅地建物取引士・FP2級・簿記2級を保有しています
  • フリーランス宅建士として『ひろポンプ不動産』を運営中

どうしても人気が高くない洗濯機置き場が室外にある賃貸物件ですが、意外にも様々な利点があります。

実際に私が不動産会社に勤めていたときには、室外洗濯機置き場の物件を「私にはコレがピッタリだ!」と喜んでご契約してくださったお客様もいらっしゃるのが事実です。

メリット・デメリット、そして洗濯機置き場が室外にある場合の対応策3つも解説していくので、自分自身に合っているか見極めていきましょう。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

洗濯機置き場が室外に設置してある賃貸物件はわりと多い

洗濯機置き場が室外に設置してある賃貸物件はわりと多い

「洗濯機置き場って室内にあるのが普通なんじゃないんですか??」と一人暮らし用の賃貸物件を初めて探している方によく聞かれます。

今まで実家でしか住んだことがない方であれば、そもそも「洗濯機置き場がバルコニーや玄関先に設置してある」というのは想像もできないのはごもっともでしょう。(実は私もそのうちの一人でした、、笑)

ただみなさんの想像以上に洗濯機置き場が室外に設置されている賃貸物件はわりと多いです。

そして基本的に築年数が古い物件は洗濯機置き場が外にある可能性が高いといえるでしょう。

理由は、昔の建物が作られたときは排水の技術がまだ確立されていない時代だったため、洗濯用の水道を室内に確保できず、洗濯機を屋外に置き、排水はそのまま屋外の排水溝や側溝へ流すとなっていたからです。

具体的な年代でお伝えすると、昭和時代(1989年以前)に作られた建物は、大規模なリフォームがされていない限り、室外に洗濯機置き場があるケースが多々あるようです。

洗濯機は水を扱う電化製品なので外に置いても問題ありません

「そもそも洗濯機を室外に置いても大丈夫なんですか?」という質問もよく受けてきました。

結論からお伝えすると、洗濯機は室外に置いても問題は特にありません。

パソコンのように、いかにも精密な機械であれば話は別ですが、洗濯機は水を扱う電化製品です。

ちょっとやそっとのことで壊れる可能性は限りなく低いはずです。

洗濯機置き場が室外にある賃貸物件のデメリット

洗濯機置き場が室外にある賃貸物件のデメリット

ここからは洗濯機置き場が室外にある賃貸物件のデメリットを解説していきます。

想像が容易なものはもちろん、意外と見落としがちなポイントも挙げていきます。

今からお伝えするデメリットを聞いて、「いや。。絶対耐えきれないわ。。」ともし感じるのであれば、迷わずに室内洗濯機置場の賃貸物件を探すのがいいかもしれませんね。

洗濯機が汚れやすく劣化も早い

おそらくみなさんが真っ先に思い付くであろうデメリット。それは洗濯機が汚れやすく劣化も早いことです。

先ほど「洗濯機は外に置いても問題はない」とお伝えはしましたが、室内に置くより室外の方が圧倒的に汚れます。

また雨や風、日光にさらされることになるので、劣化も早くなってしまうのは避けされないでしょう。

洗濯機を回す時間が限られる

ここは見落としがちなポイントかもしれませんが、洗濯機を回す時間帯が限られます。

外に洗濯機が設置されている以上、深夜や早朝に洗濯機を回してしまうとお隣さんとの騒音トラブルに繋がりかねません。

あなた平日の日中にお仕事をされている方であれば問題は少ないかもしれませんが、不規則な仕事をされているんであれば、自分が好きな時間帯に洗濯できないというのはストレスかもしれませんね。

盗難の可能性がある

こちらは想像しやすいデメリットになるかと思いますが、洗濯機を室外に置くので盗難の可能性があります。

ただ全ての洗濯置き場が外にある賃貸物件が盗難の可能性があるわけではありません。

一言に「洗濯機置き場が室外外にある」といっても2種類存在します。

1つは『バルコニー』、もう1つは『玄関前』です。

ここで盗難の可能性があるのは、「玄関前の物件」「1階の物件」です。

誰でも出入りができてしまう可能性がある場所に洗濯機があるということは、盗難されてしまうかもしれない可能性を秘めています。

もし盗難が心配であれば「洗濯機置場がバルコニー」かつ「2階以上の物件」のような誰でも出入りできない場所に洗濯機が設置できる物件を選びましょう。

真冬は寒くてしんどい。。

実際に洗濯機置き場が外にある物件に住んでいたことがある人から「真冬は寒くてしんどい」とよく聞きました。

そりゃはそうですよね。。濡れている衣類を外で扱うので手の感覚がなくなっていくみたいです。。

洗濯機置き場の室外にある賃貸物件のメリット

洗濯機置き場の室外にある賃貸物件のメリット

ここまで、室外洗濯機置場の賃貸物件のデメリットを解説してきました。

ただし冒頭でもお伝えしておりますが、洗濯機置き場が室外にある賃貸物件のメリットも数多くあります!

先ほど紹介したデメリットを譲歩できる人であれば、ここから紹介するメリットの恩恵を受けることができるはずですよ。

家賃が周辺相場よりも安い

まずはコレ!家賃が周辺相場よりも安いことです!

立地や広さ・室内の設備が良い賃貸物件を割安な家賃で借りることができます。

築年数が古い物件の中には「洗濯機置き場が外のままで室内はリフォーム済でキレイ」という事例も多いので、「できる限り家賃を抑えたい」というニーズを叶えるのに室外洗濯機置場の賃貸物件はおすすめといえるでしょう。

洗濯物がすぐにそのまま干せる

洗濯機置き場がバルコニーにあるのであれば、洗濯物がすぐにそのまま干せるというのもメリットの1つです。

例えば室内に洗濯機があるとしたら、下記の作業工程が発生します。

洗濯機置き場が室内の場合
  • 洗濯が終わる
  • 洗濯カゴに洗濯物を入れる
  • 洗濯カゴをバルコニーまで持っていく
  • バルコニーで干す
  • 干し終わったら洗濯カゴを元の場所に戻す

しかし洗濯機置き場がバルコニーにあるとすると、

洗濯機置き場が室外の場合
  • 洗濯が終わる
  • そのままバルコニーで干す

たったこれだけですね(笑)

洗濯は日常のルーティーンの中でもかなり時間を使うものです。

その面倒な手間が少しでも省けるのはメリットの1つとして数えてもよいと思います!

部屋がより広く使える

ここはもしかしたら意外と見落としがちなポイントかもしれませんが、部屋がより広く使えることができます。

「ん?どういうこと?」と思った方もいらっしゃると思うので、具体的に説明していきます。

例えば室内洗濯機置場と室外洗濯置場の賃貸物件がそれぞれ20㎡(平米)の広さがあるとします。

広さである㎡(平米)という単位は室内の広さなので、バルコニーや玄関前の広さは含まれていません。

つまり、同じ20㎡の物件でも室外洗濯機置場の物件の方が、室内洗濯機置場の物件よりも洗濯機置き場のスペース分、広くなるということです。

「たったそれだけかよ、、、」と思った方もいるかもしれませんが、洗濯機置き場のスペースって室内だと動線も考えて設置場所をとっているので、意外とバカにできないですよ。

実際には、6帖の物件が7帖くらいに広くなるので、勉強机や本棚などあなたの欲しい家具を追加で置くこともできちゃいます。

室内がうるさくない

洗濯機を外で回すことになるので、必然的に室内はうるさくなく静かなままです。

自宅でテレワーク会議がある方であれば、洗濯機置き場が室外にあるのはかなり重宝されるのではないでしょうか。

以前に洗濯機置き場が室内にあるワンルームに住んでいましたが、洋室と洗濯機置き場が仕切られていませんでした。

そのため洗濯機を回しているときは、まともにテレビも見れないくらいうるさかったのを覚えています(笑)

賃貸物件で洗濯機が室内に置けない場合の対応策3つ

賃貸物件で洗濯機が室内に置けない場合の対応策3つ

ここまで洗濯機置き場が室外にある賃貸物件のメリット・デメリットを解説してきました。

「メリットが想像以上に魅力的だけど、やっぱりデメリットが気になってしまう、、」という方に向けて、洗濯機が室内に置けない場合の対応策3つをご紹介していきます。

洗濯置き場が外にある場合の最大のデメリットはやはりなんといっても「洗濯機が汚れやすく劣化も早い」ことが挙げられると思いますが、こちらのしっかりとした対応策があります。

それは洗濯機専用のカバーを買うことです。

カバーをかぶせておけば、雨や風・日光にさらされることによる洗濯機が受けるダメージは減らすことができるので、綺麗な状態で長持ちしやすいです。

お手頃な値段で購入することができるので、下記のようなカバーをかけるようにしましょう。

中古の洗濯機を買う

新生活で家具家電を一式揃える方も多いでしょう。

ただし室外洗濯機置き場の物件を選ぶのであれば、洗濯機は中古の安いものを買うで十分です。

カバーをかけたとしても、室内に設置するよりはどうしても壊れやすくなります。

そのため品質の良い洗濯機を買っても無駄になってしまうので、すぐに壊れてしまう前提で安いものを購入して設置するようにしましょう。

ドラム式洗濯機なんてもってのほかです!

「どうしても乾燥機付きがいい」という希望があれば別ですが、、(そもそもドラム式洗濯機を置きたい方は室内洗濯機置き場の物件を選んだ方が無難ですね)

近隣のコインランドリーを使う

最終手段はコレ!近隣のコインランドリーを使うことです。

実際に私のお客様で「バルコニーにある洗濯機置き場は使わずにコインランドリーを使っている」という方も大勢いらっしゃいます。

コインランドリー代はかかりますが、すぐに乾燥もできて干す手間や洗濯機が壊れてしまったときの買い替え費用を考えると、もしかしたらコインランドリーを使用した方がコスパは良いかもしれませんね。

以上です。

「洗濯機置き場が外にある賃貸物件ってどうなの?」というみなさんの質問の答えになっていましたでしょうか?

少しでも多くの方の参考になっていれば嬉しいです。

引き続きみなさんの役に立つ記事を書いていきたいと思います。

それではまたどこかで(=゚ω゚)ノ

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この記事を書いた人

不動産営業マン→システムエンジニア→Webマーケター
保有資格は宅地建物取引士・FP2級・簿記2級
フリーランス宅建士として活動しながら『ひろポンプブログ』も運営中

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