こんにちは。ひろポンプです!
素敵なお相手と同棲を始めるって考えるだけで、お部屋探しの最中もワクワクが止まりませんよね!
その一方で、二人暮らしの賃貸物件を見つけるにあたって、どういう条件を決めるべきかイマイチ分からない人も多いのではないでしょうか。
- 同棲ってどの条件から決めればよいのか分からない、、
- 2人入居可の賃貸物件を探し始める際のポイントは?
- 初めての二人暮らしだからこそ絶対に後悔したくない。。
同棲のためのお部屋探しをスタートする上で、上記のような疑問や不安を抱えてしまうことも少なくないはず。
そこで今回は、【初めての同棲】二人暮らしで決めるべき賃貸条件:間取り・家賃・エリアというテーマで話を進めていきます。
- 賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介など約7年の実務経験あり
- 宅地建物取引士・FP2級・簿記2級を保有しています
- フリーランス宅建士として『ひろポンプ不動産』を運営中
自分一人だけが住むお部屋探しでさえ色々と考えることがあるのに、二人入居となると検討しなければならない時間も労力も桁違いですよね。
ただタイトルにも記載がある通り、賃貸物件を探す上で3つの条件をある程度決めてしまえば、二人暮らし用のお部屋探しはそこまで難易度が高くないでしょう。
今回お伝えする内容をしっかりと網羅して、理想のお部屋に出会えるようにしていきましょう。
ぜひ最後までご覧ください。
二人暮らしで決めるべき条件3つ【間取り・家賃・エリア】
同棲を本格的に考えている方の中には、下記のようなな希望がドンドン出てくるはずです。
- 料理を2人で会話を楽しみたいから、絶対にカウンターキッチンがいい!
- 休日は朝日を浴びて、2人でコーヒーを飲みたいからバルコニーは広め!
- お互いの帰宅時間がバラバラだから、お風呂の追い炊き機能は必須!
もちろんせっかくの同棲なので、こだわりの条件があってもOKです。
とはいえ、まず二人暮らしで決めるべき条件が3つあります。
- 間取り
- 家賃
- エリア
この土台となる3つのポイントを先に決めておかないと、「あれも欲しい。これも付けたい。」と希望条件がハチャメチャになっていき、いつまでも理想に近い物件に出会うことができません。
しかし、【間取り・家賃・エリア】の3つをあらかじめ決めておくと、自分たちのイメージが具体的になっていくので、お部屋探しがきっとラクになるはずです。
3つの条件を順番に解説していきます。
間取り
同棲を考える上で間取りは最も重要な要素と言っても過言ではありません。
もちろん私が今までご案内したお客様には1K・ワンルームにお二人で住まわれた方もいますし、高い家賃を払って戸建物件を借りられたカップルさんもいらっしゃいます。
そのため一概に「この間取りがいいよ!」とは断言できないのですが、私のおすすめする間取りを平米数も含めて3つ紹介していきます。
おすすめ間取り①:1DK 30㎡以上
少しコンパクトかもですが、1DKという間取りがおすすめです。
ダイニングキッチンと寝室がある間取りを指します。
イメージとしては『DKにダイニングテーブルもしくはソファ+テレビ+ローテーブル、寝室にベッド』という感じでしょうか。
先ほどもお伝えしたように、私のお客様の中にはワンルームにお部屋を決めたカップルさんもいらっしゃるのですが、やはり大半の方は「二人暮らしを始めるのであれば最低でも寝食を分けたい!」と希望されます。
1DKであればコンパクトなお部屋なことが多いので、家賃も抑えられた上で寝食を分けることができます。
最低でも30㎡以上、理想は35㎡前後あると良いですね。
最近の流行で「25㎡前後のプチ1DK」という間取りで新築がどんどん建設されているのですが、ハッキリ言って同棲には向いていません。
単純に二人暮らしを考えた際に狭すぎるかなと。。
ただし実際に内見をして住めるイメージが持てるのであれば全然OKです!
おすすめ間取り②:1LDK 35㎡以上
1LDKは2人暮らしで最も人気のある間取りといってもよいでしょう。
リビングダイニングキッチンと寝室がある間取りを指します。
イメージとしては『LDKにダイニングテーブル・ソファ+テレビ+ローテーブル、寝室にベッド』という感じかと思います。
家具の配置もしやすく、『LDKは生活スペース・寝室は寝るだけの場所』と生活のメリハリも付けられることができます。
もし間取りにこだわりがないのであれば、1LDKを中心にお部屋探しを進めていきましょう。
1LDKであればLDK部分が多少広くないと家具が置けないため、最低でも35㎡以上、40㎡前後あると余裕を持った家具の配置ができるかと思います。
おすすめ間取り④:2DK 45㎡以上
意外と検討してない方も多いのですが、2DKの間取りもオススメです。
ダイニングキッチンと寝室が2つある間取りを指します。
イメージとしては『DKにダイニングテーブル、1つの寝室にベッド、もう1つの寝室はソファ+テレビ+ローテーブルもしくはテレワーク部屋』というのが良いですね。
コロナの影響により在宅で仕事を行う方も、近年より一層増えてきたのではないでしょうか。
自宅でテレワークをすると考えると1DKや1LDKだと食事をする場所か寝室で仕事を行うことになります。そうなると仕事のON・OFFが切り替えることが難しくなってしまう方が多いようです。
2DKの間取りは、部屋ごとに仕切られていることが一般的なので、家にいながらきちんと仕事と生活を切り離すことができます。
もし2DKを選ぶのであれば1部屋分が追加のため最低でも40㎡以上、欲を言うと45㎡前後あれば嬉しいですね。
1つだけデメリットをあげると2DKの間取りは古い物件が多いです。
ひと昔前は2DKの間取りが主流だったため、過去には大多数の物件に採用されていたためと考えられます。
築年数がある程度経っているからこそ家賃が安くなっているケースも多いのですが、新築や築浅物件を希望されている方には不向きです。。
しかし物件の中には、古くても室内がリノベーションされており、新築同様の綺麗さを持つ物件もあるので、探してみるといいでしょう!
家賃
家賃も同棲を始める上で考えなければならない大切な要素です。
様々な決め方があると思いますが、まずは理論上の数字からしていきたいと思います。
入居審査の基準から考えると「年収が家賃の36倍の金額があれば入居審査が通る」と言われています。
例えば「彼氏さん年収:500万円・彼女さん年収:400万円」だとすると2人の合計の年収は900万円です。その年収から逆算すると「家賃25万円」の物件を借りられることになります。
ただあくまでこれは入居審査の基準から考えた理論上の上限ですので、この家賃の物件を借りる必要は全くありません。
であればどういう風に家賃を決めればよいのかというと『手取りの4分の1~3分の1の範囲内でそれぞれ負担する』のが最もおすすめです。
具体例で説明すると「彼氏さん手取り:毎月30万円・彼女さん手取り:毎月20万円」と仮定します。
上記の方法で計算すると「彼氏さん負担:7.5~10万円・彼女さん負担:5~6.7万円」となるので、合計すると「家賃12.5~16.7万円」の物件を借りるのが良いと判断できるでしょう。
もちろんこちらもあくまで目安です。私のこれまで出会った方の中には「僕が同棲したいって言ったから9割出します!」という男性の方や「彼氏が在宅で家事を任せるので、年収は同じくらいだけど私が多く出します」という女性の方もいらっしゃいました。
私が推奨する方法は参考にする程度で、お二人でよく話し合ってもらって家賃を決めていただくのがベストですね!
エリア
エリアも非常に大切な要素です。同じような物件でも都心部と地方では雲泥の差ぐらい家賃がことなります。
おすすめのエリアの決めた方は下記のステップです。
- ステップ① お互いの勤務地からエリアの候補をあげる
- ステップ② SUUMOなどを使って賃料相場を確認
- ステップ③ 優先順位を簡単につけておく
- ステップ④ 実際にそのエリアへ行ってみる
シンプルにお互いの勤務地から通いやすいエリアを調べてみましょう。
乗り換えアプリを使うと単純に距離だけではなく、通勤のしやすさも確認することができます。
ここでのポイントは家賃が高いエリア安いエリアは関係なく、まずは候補をいくつかあげることです。
都内でお部屋探しをされている場合、例えば2人の中間地点が六本木だったとしても一旦は候補として残しておくべきです。自分の主観で判断してしまうと住みやすくてよい街なのに候補から外してしまっていたという可能性が高まるためです。
エリアの候補をいくつかあげたら、SUUMOなどのサイトを使って賃料相場を確認していきましょう。
ここで自分たちの予算とかけ離れている場合はそのエリアの候補を削除していきます。
賃料相場を確認したら、エリアの優先順位をある程度決めておきましょう。
「〇〇駅が1位で、△△駅が2位で、、、」と明確にランキングをつけられる方であればベストですが、「〇〇駅と△△駅が1位グループで、□□駅と〇〇駅は2位グループで、、、」とざっくりとした感じでも全然構いません。
”百聞は一見に如かず”ということわざにもある通り、ネット調べるのにも限界はあります。
一度実際に優先順位をつけたエリア順にそのエリアに行ってみましょう!
意外と人が多かったり、公園などの自然を感じられたり、スーパーでの品揃えだったりと、現地に行かないと分からないことがたくさんあることに気づきますよ。
この①~④のステップを実践していただければ、お二人の希望のエリアはかなり定まってくるはずです。
その後に実際にそのエリアにある不動産会社へ行ってプロの意見を聞き最終決定するのがおすすめの流れです。
初めての同棲で理想の賃貸物件を見つけるためのコツ3つ
ここまでまずは決めるべき3つのポイントを解説してきました。上記の『間取り・家賃・エリア』を決めれば、基本的に8割ぐらいは希望条件が定まったといってもいいでしょう。
ここからは、初めての同棲で理想の賃貸物件を見つけるためのコツ3つを紹介してきます。
お伝えしていくコツをしっかりと掴んで、希望通りのお部屋に出会える確率を上げていきましょう。
親御さんへ挨拶を
みなさんへ真っ先に聞きたい質問があります。それは親御さんへの挨拶は済んでいますか?
同棲を始めようと思っている方でもしまだ挨拶をされていない方がいらっしゃったら必ずご挨拶するようにしてください。
特に女性側のご両親へのご挨拶は特に必須です!
物件の契約には連帯保証人もしくは緊急連絡先を立てる必要があります。
基本的には親御さんにお願いするかと思いますが、物件を決めるタイミングで親御さんへ報告するとほぼ100%反対されます。。
実際に親御さんへ挨拶をしていないカップルさんが、お引っ越し自体を親御さんに反対され、彼氏さんと彼女さんが店内で大声をあげてケンカが起きてしまった経験があります、、(若干トラウマです笑)
せっかくの楽しい同棲のスタートだと思うので、同棲を検討してる段階で親御さんへの挨拶は済ませておきましょう。
賃貸物件に住むためには入居審査を通過する必要があります。
ただ意外と認知されていないのですが、カップルさんは審査に落ちやすいとされています、、
カップルの入居審査を通りやすくする方法は、別の記事でまとめています。下記のリンクからどうぞ。
お互いに譲れない条件を決める
「この希望条件が叶えられえないのであれば同棲したくない!」というくらいの気持ちで。お互いに絶対に譲れない条件もきっとありますよね。
冒頭で例を出したカウンターキッチンや広めのバルコニーなどの譲れない希望条件は+αの要素として『間取り・家賃・エリア』に付け加えていきましょう。
もちろん全てを叶えられない可能性の方が高いと思いますが、それで全然OKです!
希望条件はあくまで希望なので、『間取り・家賃・エリア・+αの要素』を不動産会社に伝えて物件を調べてもらうようにしましょう。
その方が不動産会社の立場からしても探しやすいですし、より理想に近い物件を見つけてくれる可能性が高まります。
賃貸契約にかかる初期費用を確認しておく
二人暮らし用の賃貸物件を借りる際には言うまでもなく、お金がたくさんかかります。
ここでは簡単な説明で済ませますが、賃貸物件を借りる上で「初期費用の総額は家賃の約5倍かかる」と言われています。
「家賃15万円」の物件を契約するとなると単純計算で「約75万円」計算です。
初期費用を抑える方法も確かに存在しますが、よっぽどな条件が揃わない限り、通常かかる費用から「半額近く安くなったよー!!」なんてことはあり得ません。
まずはおおまかな賃貸契約にかかる初期費用の金額を把握してお部屋探しを進めていくようにしましょう。
後悔しない同棲のためのワンポイントアドバイス
ここまで紹介した方法を実践していただければ、初めての同棲でも安心してお部屋探しを進められるはずです。
最後に後悔しない同棲のためのワンポイントアドバイスを1つだけお話したいと思います。
事前に退去のときのことを話し合っておく
これから始まる楽しい同棲前に水を差すようですが、きちんと事前に退去のときのことを話し合っておくようにしましょう。
同棲をスタートするということは、二人の関係が終わってしまい退去する可能性もあるということを忘れてはいけません。
同棲を解消するとなると、おそらく一人では家賃を払えない、もしくは払えるけど生活が苦しくなる方がほとんどでしょう。
事前に退去のときのことを話し合っておかないと、退去費用の負担割合や家具・家電をどうするかなどを、そういった状態になってからではなかなか話が進まずに、無駄な家賃や費用を払うことに繋がってしまいます。
万が一のことを考えて事前に話し合っておくようにしましょう。
以上です。
この記事を読んで初めての同棲をどう進めてよいかイメージが湧きましたでしょうか?
一組でも多くのカップルさんがこの記事をご覧いただいてお部屋探しがより良い方向へ進むように願っております。
それではまたお会いしましょう(^-^)
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