賃貸物件でインターネットの工事許可をもらう方法【注意点も要確認】

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賃貸物件でインターネットの工事許可をもらう方法【注意点も要確認】

こんにちは。ひろポンプです。

いざお部屋探しを始めると、新生活をイメージしてワクワクしますよね!

ただし希望通りの賃貸物件を見つけたとしても、インターネットが使えるかどうか不安な気持ちになってしまうことも多いのではないでしょうか。

  • 引っ越し先で自分の希望のインターネット回線を使いたい。
  • 新居でインターネット環境がない場合は勝手に工事してもOK?
  • もし大家さんの許可が必要であれば、交渉の仕方を教えてほしい、、

引っ越し先のインターネットについて、上記のような疑問や悩みを抱えている人少なくないはず。

そこで今回は、賃貸物件でインターネットの工事許可をもらう方法【注意点も要確認】というテーマで話を進めていきます。

この記事の筆者
  • 賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介など約7年の実務経験あり
  • 宅地建物取引士・FP2級・簿記2級を保有しています
  • フリーランス宅建士として『ひろポンプ不動産』を運営中

インターネットは様々な回線のパターンや設備の種類があるため、引っ越しになれていない方からすると、とても複雑で分かりにくいと感じるのが大多数でしょう。

記事の後半では、不動産会社のプロの立場からインターネット回線工事の注意点や退去に関することも詳しく解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

引っ越し先の賃貸物件でインターネットを利用するには?

引っ越し先の賃貸物件でインターネットを利用するには?

テレワークの普及もあり、現代では新居にインターネット環境を求める人の割合がとてつもなく多くなりましたよね。

私も実際に業務を通じて、「ここの物件ってネット環境どうなってますか?」と質問される機会が年々増えてきました。

(聞かれないのはご高齢のお客様ぐらいです)

引っ越し先の賃貸物件でインターネットを使用したいというニーズは、もはや「毎日ご飯を食べたい!」と同じぐらい当たり前になりつつあります。

大家さんへインターネットの工事許可をもらう方法をご紹介する前に、そもそも賃貸物件のインターネットの回線設備はどうなっているのかを解説していきます。

賃貸物件でのインターネット回線設備の3パターン

さっそく結論からお話すると、賃貸物件でのインターネット回線設備の3パターンに分類できます。

  • インターネット設備あり(無料)
  • インターネット設備あり(別途要契約)
  • インターネット設備なし

特にインターネット回線の種類にこだわりがない人は、引っ越しの物件が①もしくは②の場合、管理会社もしくは大家さんへ直接連絡をとって、インターネット接続の手続きの仕方を問い合わせすれば、すぐ使用を開始することができます。

自分の引っ越し先が①~③のどれに該当するかは、基本的に管理会社もしくは大家さんへ確認をとれば、教えてくれるはずです。

また余談ですが、自分でも調べることが可能。

下記に利用者が多い“フレッツ光回線”の確認がとれるリンクを貼っておきます。

>>『フレッツ光回線』の確認はこちら

その他にも「〇〇(自分が希望するネット回線の名称) 提供エリア」とググれば、検索できるページが見つかるはずです。

少し話が脱線しましたが、この記事を読んでいる人のほとんどは、③の場合もしくは、①・②だけど自分の希望するインターネット回線が建物に通っていない場合のどちらかだと思います。

「光回線やNURO光が使えないと仕事にならないよ、、」という人は絶対に解決したい悩みなはずです。

このまま引き続き読み続けてください。

ちなみに①の場合に「無料じゃん!ラッキー!!」と安易に思い込んでしまうのは危険です。

ちなみに①の場合に「無料じゃん!ラッキー!!」と安易に思い込んでしまうのは危険です。

“インターネット無料”と記載されているケースには、使用できる容量が限りなく低かったり、速度がビックリするくらい遅かったりと、結局新しく自分で違うインターネット回線を引かなければならない恐れがあります。

詳細は別の記事でまとめています。気になる方はチェックしてみてください。

大家さんor管理会社の許可なく、勝手に工事するのは絶対NG

「建物自体にインターネットの設備がないのであれば、勝手に自分で工事してもOKですよね?」と質問をたまに受けることがあります。

もちろん答えは、大家さんor管理会社の許可なく、勝手に工事するのは絶対NGです!

賃貸物件は字のごとく、物件の所有者である貸主(大家さん)があなたから賃料を取って、お部屋を貸している状態です。

仮に友人から車を借りたとして、友人の許可をとらず勝手に自分で改造とかしないですよね?(もしいたらサイコパス、、笑)

インターネットの開通工事では、建物に穴をあけたり、ビス止めを行ったりなど、大家さんの所有物にキズをつける工程が発生する可能性があります。

自分の希望するインターネット回線を建物に引く場合は、必ず大家さんもしくは管理会社へ連絡をして、許可をきちんと取った上でインターネット業者へ工事の依頼をしましょう。

ビス止めとは、ネジなどを使ってインターネットのケーブルを建物外壁等に固定することです

賃貸物件でインターネットの工事許可をもらう方法

賃貸物件でインターネットの工事許可をもらう方法

さて、いよいよ本題です。

ここからは、賃貸物件でインターネットの工事許可をもらう方法をご紹介していきます。

当然の話ですが、大家さんへ「インターネットの回線工事をしてもいいですか?」と質問をして、「いや、ダメだよ。」と言われてしまった時点で、その物件ではあなた希望するインターネット回線をしようすることはできなくなります。。。

自宅で遅いネット環境の中で不満を抱えながら、テレワークや動画視聴、ゲームなどをやりたくないですよね、、

ただ大家さんからインターネット工事のOKをもらえるかどうかは、9割以上が交渉の仕方次第で左右されるのではないのかなと個人的に思っています。

今まで幾度となくお客様が希望されるインターネット回線の交渉を通してきたノウハウを包み隠さず、全て公開していきます!

申込時もしくは契約締結前までに交渉を入れる

まず工事許可をもらえる一番確率が高い方法は、申込時に交渉を入れることです。

住み始めてから交渉を入れるより、住む前に交渉を入れる方がはるかに大家さんからOKをもらえる可能性が高いです。

「ここの物件に申込をしたいんですけど、〇〇というインターネット回線って通ってますか?もし通ってない場合は、回線工事を行っても大丈夫ですか?」と確認しましょう。

大家さんの立場になって考えればすぐ分かるのですが、「ネット工事の許可を出せば、物件の空室が埋まる!」と思って、OKが出やすいんです。

逆に住んでいるときに言われたとしたら、「まぁネットはよく分かんないし、、断ったところで別に今までそれ住んできたんだから別になんともなんないでしょ。。」と判断されてしまうケースが多々あります。

また気を付けなければならないポイントがあって、申込時に交渉を忘れてしまった場合は、どんなに遅くても物件の契約締結前に、不動産会社へ交渉を行いましょう。

契約締結前というのは、具体的にいうと、契約書類の署名・捺印前です。サインをしてしまったら、提示された内容で承諾したことになってしまうので、注意が必要です。

希望のインターネット回線工事のホームページを見せる

「うわー、、もう住み始めちゃってるよ、、」とガッカリしてしまった人もいるかもしれませんね。

でも大丈夫です!入居後のタイミングでも工事許可をもらえる確率を高める方法は他にも存在します。

それはズバリ、希望のインターネット回線工事のホームページを見せることです。

大家さんが工事許可でNGを出す最大の理由は、『自分の所有している建物にキズが付けられる』と認識してしまうからです。

確かにひと昔前であったら、新しいインターネットを建物に引く場合は、必ず穴開けやビス留めを行わなければなりませんでしたが、現在は建物に一切キズを付けずに工事を行うこともできるようになりました。

ただその旨を私素人がいくら口頭で説明しても、大家さんもしくは管理会社には一切伝わりません。

あなたが希望するインターネット回線のホームページに行けば、たいていの場合には“建物所有者様向け工事説明書”というページがあるはずです。

>>『NURO光』の場合はこちら

入居後に大家さんへ交渉する場合は難しい言葉を使わない

インターネット工事の許可を取る際には、基本的に直接大家さんではなく、管理会社(不動産会社)へまずは連絡を取ってみましょう。

管理会社側からしてもインターネットの接続依頼は受け慣れているはずなので、大家さんへの交渉の仕方もうまいはずです。

ただし賃貸物件の中には、オーナー(大家さん)管理の物件があります。その場合は管理会社(不動産会社)が間に入ってやり取りすることができないため、自分自身で直接大家さんへ交渉しなければなりません。

ここで絶対に守ってもらいたいポイントは、自ら入居後に大家さんへ交渉する場合は難しい言葉を使わないことです。

物件の所有者である大家さんは基本的にご年配の方がほとんどです。「〇〇回線のキャビネットに繋げて、ケーブル同時を接続して・・」と言っても99.9%理解してもらえません。。

「仕事の関係でどうしても使いたいインターネットがあって、接続の手配をしてもいいですか?」とさらっと連絡をとってみましょう。

大家さんの性格次第な部分もありますが、入居者へ優しい人であれば、OKをもらいやすいと思います。

トラブル防止のために退去費用を必ず確認しよう

最後に気を付けておくべきことが1点あって、トラブル防止のために退去費用を必ず確認しようというです。

賃貸物件では退去するときに、“原状回復義務”というものが発生します。

簡単に言い換えると『お部屋を出るときには元の状態に戻そうね。もし自分で元に戻せないから戻す工事分のお金を大家さんへ支払ってくださいね。』という考えです。

そのため契約書上は、新しいインターネット回線を部屋へと接続した場合は、原状回復義務の関係で、お部屋を借りている人が復旧の工事費用を負担する責任が発生します。

ただし常識的に考えれば、インターネット設備を新たに追加したので、物件の価値は上がっているわけですから、そのまま退去した方が次の入居者にとっても、大家さんにとってもプラスになると考えられますよね。

ここはかなりグレーゾーンな部分のため、退去時に揉めないためにも、インターネットの工事許可をもらったら、退去の時にはどうするかきちんと話し合って決めておきましょう。

インターネットの開通時になぁなぁにしてしまうと、後々トラブルになりかねませんよ!

以上です。

賃貸物件でインターネットの工事許可をもらう具体的な方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

この記事を読んでくださった一人でも多くの人が、大家さんへうまく交渉ができることを願っています!

また機会がありましたらお会いしましょう(^_-)-☆

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この記事を書いた人

不動産営業マン→システムエンジニア→Webマーケター
保有資格は宅地建物取引士・FP2級・簿記2級
フリーランス宅建士として活動しながら『ひろポンプブログ』も運営中

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